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問題解決・思考

結果の8割は、本当に2割の原因から来る?

パレートの法則Pareto Principle (80/20 rule)

根拠中確認日 2026-10-18読むのに約7分出典 6本

偏りは実測されているが、80:20という比率は目安にすぎない 根拠と限界を読む

結果の大部分は少数の原因から生まれるとみて、数えて大きい順に並べ、上位に力を集中する考え方。

30秒でわかる

何に使うか

不良の種類やソフトのエラーのように数えられるものについて、どこから手をつけるかの順番を決めるときに使う。

根拠はあるか

中くらい。少数への偏りは多くの現場で実測されているが、80:20という比率は毎回違い、目安にすぎない。

どう使うか

まず件数や金額を数えて大きい順に並べ、上位の項目から手をつける。件数が少なくても安全や法令のように外せないものは別枠で守り、指標を変えると上位が入れ替わることにも気をつける。

  • 「結果の大部分は少数の原因から生まれる」ので、まず数えて大きい順に並べ、上位に集中する考え方。
  • 名前の由来はパレート(1897年、各国の所得統計の分析)だが、パレートは「80:20」とは言っていない。品質管理の専門家ジュランが1940年代末に「パレートの法則」と名付け、のちに本人が「名前を誤った」と認めている。12
  • 「イタリアの土地の8割を2割の人が持っていた」「庭のエンドウ豆」の話は、一次資料で確認できない逸話。6
  • 根拠は中くらい。少数への偏りは多くの現場で実測されている(例: Microsoft は2002年、バグの20%がエラーの80%を起こすと発表)が、比率は毎回違う。80:20 は目安。3
  • 指標(件数か金額か)を変えると上位が入れ替わる。件数が少なくても安全・法令など外せないものは別枠で守る。ジュランも後に「取るに足りない多数」を「役に立つ多数」と言い換えた。2

出典

  1. archive.org/download/fp-0148-2/FP0148_2_djvu.txt ↩
  2. www.juran.com/wp-content/uploads/2021/03/The-Non-Pareto-Principle-1974.p ↩
  3. route-fifty.com/digital-government/2002/10/microsofts-ballmer-says-1-per ↩
  4. arxiv.org/abs/0706.1062 ↩
  5. www.pref.hiroshima.lg.jp/uploaded/attachment/593148.pdf ↩
  6. www.mathiaselsner.de/jupyter/Pareto_6.html ↩

各ページは確認日の時点で開けた資料にもとづきます。根拠の強さの決め方