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問題解決・思考

「なぜ」を重ねると、奥の要因は見つかる?

なぜなぜ分析Five Whys

根拠弱確認日 2026-10-18読むのに約7分出典 12本

普及はとても広いが、効果を比べた研究は見つからない 根拠と限界を読む

起きた問題に「なぜ」を重ねて問い、目に見える原因の奥にある要因を探す手法。

30秒でわかる

何に使うか

設備の停止やシステムの障害など、問題が起きたあとで再発を防ぎたいときの原因分析に使う。

根拠はあるか

弱い。非常に広く使われているが、今回確認できた範囲では効果を比べた研究は見つからず、医療分野では複雑な問題を単純化しすぎるという批判論文も出ている。

どう使うか

各「なぜ」の答えを推測ではなく現場や記録で確かめながら掘り、仕組みや手順の対策に落ちるまで続ける。最後が誰かの不注意で終わったら掘り方が足りず、原因が1本の鎖に収まらない問題では別の分析手法と組み合わせる。

  • 「なぜ」を重ねて、目に見える原因の奥にある本当の原因を探す手法。確認できる出どころは大野耐一『トヨタ生産方式』(1978年)で、「豊田佐吉が考えた」という話は裏付けが見つからない。8
  • 大事なのは回数より、各「なぜ」の答えを現場や記録で確かめること。トヨタの元幹部も「推論で答えると原因が増えて混乱する」と注意している。3
  • 根拠は弱い。非常に広く使われているが、効果を比べた研究は見つからず、医療分野では「複雑な問題を単純化しすぎる」との批判論文(2017年)がある。1
  • 原因が1本の鎖に収まらない問題では、枝分かれを許すか、特性要因図や別の分析手法と組み合わせる(IPA も大きな障害では別手法の併用を勧めている)。4
  • 最後が「誰かの不注意」で終わったら掘り方が足りない。仕組み・手順の対策に落ちたかで判断する。

出典

  1. pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/27590189/ ↩
  2. psnet.ahrq.gov/issue/problem-5-whys ↩
  3. web.archive.org/web/20201121032113/https://media.toyota.co.uk/wp-content ↩
  4. www.ipa.go.jp/files/000071988.pdf ↩
  5. web.archive.org/web/20221127052017/https://www.toyota-myanmar.com/about- ↩
  6. www.ipa.go.jp/files/000051042.pdf ↩
  7. www.startuplessonslearned.com/2008/11/five-whys.html ↩
  8. www.diamond.co.jp/book/9784478460016.html ↩
  9. en.wikipedia.org/wiki/Five_whys ↩
  10. www.pmaj.or.jp/library/open/regular/kns20170714.pdf ↩
  11. www.atlassian.com/ja/incident-management/postmortem/5-whys ↩
  12. global.toyota/en/company/vision-and-philosophy/production-system/ ↩

各ページは確認日の時点で開けた資料にもとづきます。根拠の強さの決め方