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目標・計画

急ぎの仕事に追われるとき、何を先にする?

アイゼンハワー・マトリクスEisenhower Matrix

根拠弱確認日 2026-10-18読むのに約5分出典 7本

狙う偏りは実験で確認されたが、マトリクス自体の検証は見つからない 根拠と限界を読む

緊急かどうかと重要かどうかを別々の軸にして、仕事を4つの区画に分けて優先順位を考える型。

30秒でわかる

何に使うか

急ぎの仕事に追われて、重要だが急がない仕事が後回しになっているときに、時間の使い方を見直すのに使う。チームの業務の棚卸しにも使われている。

根拠はあるか

弱い。人が見かけだけ急ぎの作業に引っぱられることは実験で確かめられているが、今回確認できた範囲では、マトリクスを使うと成果が上がるという検証は見つからない。

どう使うか

先に自分の目標を書いてから仕事を4つに分け、重要だが急がない仕事の時間を予定表に入れる。チームで使うときは業務を付箋に1件ずつ書き出して貼り、重要でも緊急でもない業務から廃止や簡略化を考える。

  • 「緊急」と「重要」は別物、と考えて仕事を4つに分ける型。少なくともコヴィー『7つの習慣』(1989年)には4象限の「時間管理のマトリックス」がある。アイゼンハワー本人が図を使った証拠は見つかっていない。7
  • アイゼンハワーは1954年の演説で「緊急なことと重要なこと」の言葉を紹介したが、名前の分からない大学学長の言葉として引用しただけ。本人が4象限の図を使った証拠は見つかっていない。6
  • 根拠は弱い。人が「見かけだけ急ぎの作業」に引っ張られることは実験で確かめられている(2018年)が、マトリクスを使えば成果が上がるという検証は見当たらない。1
  • 「実行・計画・任せる・捨てる」の4動詞は後から付いた整理。コヴィーの要点は「第2領域(重要だが急がないこと)に先に時間を確保する」こと。7
  • 使う前に自分の目標を書く。そうしないと全部が「重要」になる。分類して終わりにせず、第2領域の時間を予定表に入れて初めて意味がある。

出典

  1. academic.oup.com/jcr/article/45/3/673/4925393 ↩
  2. hub.jhu.edu/2018/05/31/meeting-deadlines-time-management-behaviors/業界誌の要 ↩
  3. www.pref.hiroshima.lg.jp/uploaded/attachment/593148.pdf ↩
  4. quoteinvestigator.com/2014/05/09/urgent/ ↩
  5. bigthink.com/the-learning-curve/why-the-eisenhower-matrix-is-a-fantastic ↩
  6. www.presidency.ucsb.edu/documents/address-the-second-assembly-the-world- ↩
  7. blog.franklinplanner.com/intro-to-habit-3-the-time-matrix-pg-168-177/ ↩

各ページは確認日の時点で開けた資料にもとづきます。根拠の強さの決め方